ふるさと納税収めてる?
ふるさと納税皆さんしてますか?恥ずかしながら、私、最近までこの制度を知りませんでした。
というか興味がなかったのですが、内容を知ってもの凄くお得な制度ということが分かり、今はお礼品選びに時間をついやしております。
和牛・毛蟹・メロンなどなど美味しそうなものから掃除機・バッグなどありとあらゆるものがあります。
楽天に出ているお礼品では、ポイント10倍なんて品まであります。税金を払ってポイント+お礼品まで貰えるなんて、こんなすばらしい制度はありませんね。
今まで興味がなかった人のために簡単にどういう制度なのか説明したいと思います。
ふるさと納税とは
ふるさと納税とは、応援したい自治体(市町村)に寄付するとされていますが、応援したい自治体(市町村)というよりは、自分が欲しいお礼の品がある所に寄付するといった方が正しいのではないでしょうか。
ふるさとと言っても、自分の故郷に納税する訳ではありません。もちろん自分の故郷に納税しても構いませんが、いずれにしても、自分が収めたい所を自由に選べるということです。
ふるさと納税をしない場合は、自分の住んでいる自治体(市町村)に住民税や所得税を収めていると思いますが、ふるさと納税を利用して別の自治体(市町村)に寄付することで、住民税や所得税が控除される仕組みになります。
簡単に言いますと、今まで自分の住んでいる自治体に収めていた税金を別な自治体(市町村)に支払うと支払ったお金が戻ってくるといった方が分かりやすいです。
この支払を寄付と呼び変えて、寄付で支払って戻ってきたお金のことを控除と言い換えたとすれば分かりやすいのではないでしょうか。
そして、ふるさと納税で寄付することで、寄付した自治体(市町村)からお礼の品が貰え、尚且つ、お金が戻ってくるというわけです。(現金で戻るのではなく、住民税は翌年、控除分が差し引かれる)
つまり、住民税・所得税が大幅に減額されて物が貰えてしまうわけです。寄付する自治体(市町村)も、1つではなく、複数選択することもできます。
こんなことってあるのでしょうか?そう、これが「ふるさと納税」というものなのです。
いくら寄付すればよいのか
人により、所得はさまざまで家族構成にも違いがありますので、収めている税金がその人ごとに違いがあります。
一概にいくらということは言えませんが、所得額により控除金額の上限が設定されており、控除額の上限から2,000円を引いた額が控除の対象になります。
例えば、40,000円収めていたとすると、38,000円が控除対象金額になるわけです。
残りの2,000円は必ず支払いしなければなりません。本来、数万円支払うのが、2,000円になるだけでも断然お得です。
しかし、控除を受ける場合でも、条件が色々とあります。住宅ローンで既に控除対象となっていたら、控除の金額が減額されます。
【控除額の上限目安です】
給与収入 | 独身又は共働き | 共働き子一人(高校生) |
300万円 | 27,000円 | 18,000円 |
350万円 | 34,000円 | 25,000円 |
400万円 | 41,000円 | 32,000円 |
450万円 | 52,000円 | 40,000円 |
500万円 | 60,000円 | 47,000円 |
550万円 | 68,000円 | 59,000円 |
600万円 | 76,000円 | 67,000円 |
650万円 | 96.000円 | 75,000円 |
700万円 | 107,000円 | 84,000円 |
こちらは、あくまでも目安ですが、子供の年齢や家族構成、他で控除がある場合は大幅に変わってきます。詳細が知りたい場合は、シミュレーションしてみましょう。
このように、自分の上限額を知っておかないと、控除をフルでいかしきれなくなりますので、自分の上限値を把握しておく必要があります。
寄付をする前にこれは知っておこう
寄付する前に、知っておかなければならないことがあります。一般のサラリーマンであれば、確定申告を行わずに、納税は全て会社がやってくれているかと思います。
ふるさと納税も同じように確定申告を行わずに控除できる「ワンストップ特例制度」という制度があります。
このルールを知らないと、自分で確定申告しなければ控除がうけられなくなりますので、サラリーマンの方は知っておきましょう。
ワンストップ特例制度とは、ふるさと納税で寄付をする自治体(市町村)を5自治体以内にすることで受けられる制度です。
寄付したのが、6箇所ですと、5箇所までは制度の対象となりますが、1箇所は自分で確定申告しに行かなければなりませんので、5箇所以内にするのがよいです。
確定申告に行かなければならない方は(自営業、住宅ローン1年目、年収2,000万円以上あるなど)、制度の対象外となりますので注意下さい。
申請は非常に簡単で、寄付した自治体(市町村)から、書類が送られてきます。その中にワンストップ制度を利用するか、みたいなチェック項目があると思いますので、そこにチェックを入れるだけです。
あとは、必要書類を揃えて、寄付した自治体(市町村)に書類を送り返せば自動的にワンストップ制度が適用されます。
寄付をしてみよう
寄付する場合の注意点としては、同じ所に数回寄付しても最初の1回しかお礼の品は貰えません。別々の自治体(市町村)から選んで、自分の上限額になるようにうまくコントロールすることが最大にお得なポイントです。
物凄い種類も豊富ですし、オシャレなものやブランド品なんかも多くあります。
各自治体(市町村)の特産品を見ていると楽しくなってきますね。極端な話をしてしまえば、数万円する特産品が、2,000円で貰えてしまうというのが、ふるさと納税の魅力です。
この制度を知らなかったなんて知った時は愕然!大分損した気分になってしまいました。