趣味で登山をする
登山とは、基本的には山の頂上を目指し登ることを指しますが、それ以外にもトレッキング,ハイキングと大きく分けると3種類になります。
ハイキングとは
ハイキングは、自然の草や花、景色・空気などを楽しむために野山を歩くことを言います。
自然を楽しむことが目的でありますので、必ず山に登らなければならないということはありません。
服装も動きやすい服装であれば何でもよいですし、靴もスニーカーや運動靴で十分です。日帰りで自然を楽しむといったものがハイキングになります。
トレッキングとは
トレッキングは、山のふもとを歩いたり、自転車やスキーを使用して景色・自然・空気を楽しむものです。
長い距離を数日かけて歩くことが多く、それなりに道具は必要になります。
山頂を目指して登るということではないので、危険性はそれほどありませんが、油断していると遭難などの危険もあり得ます。
最初のうちは経験者と行くようにしましょう。
登山とは
岩と雪の山を登ったりするアルパイン・クライミングやタイムや得点を競って登る競技登山、谷や沢などを下流から登る沢登り、一般的な尾根歩きと登山でも色々な種類があります。
又、ガイドやインストラクターが同行し案内をしながら登る、ガイド登山と登山をするのでも色々な楽しみ方があります。
登山・トレッキング服装
これから登山を始めようと思っている方は、どのような服装で行けばよいのか分からないと思います。基本は3つを状況によって重ね着することです。
●肌着(アンダーウェア)
●中間着(ミッドウェア)
●外着(アウターウェア)
この、3枚を状況によって重ね着していきます。アンダーで汗を吸水し、ミッドで保湿を行い、アウターは外気や雨風を防ぐ役割になります。
3枚着ることで体温をコントロールし身体を守ります。
季節によって半袖・長袖、薄手・厚手など上手く使い分けるようにしましょう。
肌着(アンダーウェア)の選び方
肌着にも色々な素材がでていますが、何でもよいわけではありません。汗を吸水して速乾性があるものを選ぶと良いでしょう。
●メッシュ素材
メッシュ素材は、肌にフィットして汗を吸い込むのに適しており、体温をコントロールする役割もあります。アンダーウェアの中に着ると良いです。
化学繊維(ポリエステル)は、吸湿性・速乾性が最も優れているのが特徴です。登山に適した素材ですので、ポリエステル素材を選べば間違いありません。
●化学繊維系素材
上記2点を選べば間違いありません。コットンやウールの天然素材は速乾性がなく、汗をかいても乾かないので選択枠から外しましょう。
中間着(ミッドウェア)
中間着は、2.3種類持って状況に応じて使い分けるのも良いです。
●ポリエステルシャツ
速乾性のあるポリエステル素材のYシャツ、1番無難な中間着です。
●フリース
フリースも素材は、ポリエステルを選ぶようにしましょう。裏地がメッシュになっているものは、汗を逃してくれます。
●ダウン
軽量のインナーダウンです。保温効果はありますが、汗を逃がすことができませんので、寒くなった時に一時的に着るという使い方になります。
中間着はこれらを上手く使い分けながら使用すると良いでしょう。
外着(アウターウェア)
外着は、雨・風・雪から身体を守ります。夏場の暑い日は着なくても良いですが、常備しておきましょう。
●カッパ・ウィンドブレイカー
雨に備えてカッパかウィンドブレーカーが最適です。暖かい場所であればカッパで良いですし、寒い所は、厚手のウィンドブレーカーを選ぶと良いでしょう。
●ソフトシェルジャケット
伸縮性・柔らかさ・通気性があり、動きやすさを重視しており、防水性ではないものをソフトシェルと呼びます。こちらは雨というよりは、寒さを凌ぐ場合に使用します。
できるだけ、防風・撥水性が良いものを選びましょう。
●ダウンジャケット
雪がある地域では、ダウンジャケットが必須です。保温性がありますので、寒い地域専用になります。寒い地域以外は必要ありません。
今は、色々とオシャレなデザインも出ていますが、機能面を重視して選ぶようにしましょう。
登山・トレッキングに必要な道具
登山やトレッキングを快適に行うためには、必要な道具がなければいざという時に困ります。持ち物はできるだけ軽量にして歩きやすくすることと、必要な物は忘れずに準備するようにしましょう。
ザック・リュック / ザックカバー
日帰りであれば、25Lあれば十分ですし、山小屋1泊ならもう少し大きめが良いでしょう。
両方行く可能性があるなら、30Lにしましょう。
これが無ければ道具が入れられませんので、必ず用意しておきましょう。又、雨に備えてザックカバーも準備しておきましょう。
登山靴・トレッキングシューズ
靴は、登山靴を準備しましょう。険しい山道を歩きますのでサイズがしっかりと合っているもので滑りにくいものがよいです。
帽子
強い日差しの時は日射病予防のためにも帽子は必ず着用しましょう。
ノースフェイス THE NORTH FACE ホライズンハット
手袋・グローブ
手の保護、保温・防水など手袋も着用するようにして下さい。
ヘッドライト
日が沈んだ場合に使用します。万が一の災害用にも持ち歩くようにしましょう。
ジェントス LEDヘッドライト GT-500シリーズ GT-505R
サングラス
目を紫外線から守ります。スポーツ用のサングラスでいいでしょう。
トイレットペーパー
公衆トイレにトイレットペーパーがないことが多くあります。又、登山中にトイレがない場合は野外でしなくてはなりません。必ず常備しておきましょう。
水筒・マグボトル
水分補給にマグボトル・水筒にお茶やスポーツドリンクなどを入れておきましょう。
食料品
遭難時に備えて、非常食は必ず持ち歩くようにしましょう。数種類準備しておくのが良いです。
地図・コンパス
登山のコースを把握するために必要になります。又、万が一の時に備えて常備しておきましょう。
日焼け止めクリーム
紫外線から肌を守るには必需品です。必ず持ち歩きましょう。
携帯電話・スマホ
山間部では、電波が届かない場所もありますが、万が一の時は携帯電話・スマホがあれば直ぐに助かります。持っていない方は今は安くもてますので事前に契約しておくと良いでしょう。
財布・お金
小銭とお札を別々で保管すると良いです。小銭は直ぐに出せる所で保管しておきましょう。
ストック・ステッキ
ストック・ステッキがあると、足の疲れをやわらげることができます。
ファーストエイドキッド
ファーストエイドキッドとは、簡単にいうと救急箱みたいなものです。テーピングや痛み止めなどの簡単な処置道具は揃えておきましょう。
スプーン・フォーク
絶対に使うというわけではありませんが、非常食を食べる時に使用します。
ナイフ
絶対に使うということはありませんが、無いと困る場面が出て来るかもしれません。
ライター・バーナー
これも必ず使用するという訳ではありませんが、無いと困る場面が出てくるかもしれませんので準備しておきましょう。風にも耐えられるように、100円ライターなどではなく、バーナータイプが良いでしょう。
双眼鏡
遠くの景色を見て楽しむのに使用します。
ビニール袋
何かと使用します。サイズごと数枚持っておきましょう。
計画書・名簿・保険証・筆記用具
緊急連絡先などが書かれた名簿は必ず持ち歩くようにしましょう。万が一の為に保険証は必ず持参するようにしてください。
趣味で登山をするまとめ
登山をするには、服装はしっかりしたものを着用していないと、自分が困ります。山頂に行って寒いけど着るものが無い、暑いけど薄手のものが無い、雨降ってきたけど何も持ってきていないのでびしょ濡れなんてことになってしまったら、楽しくもありませんし、辛いだけになってしまいます。
持ち物もしっかりと忘れ物がないように準備をしておかなければいざという時や万が一という時に助かるものも助からなくなってしまいます。
登山に行く前はしっかりと準備をして、周りの人に迷惑がかからないようにしましょう。