趣味でゴルフをやってみる
スポーツの中でもゴルフはわりと簡単に始められるスポーツです。激しく動き回ることもありませんので、体力が無くてもできます。
ゴルファーの人口も多く、社会人になれば周りに数人はゴルフをやっている方はいるのではないでしょうか。
若者から年輩の方まで年齢に関係なく出来るスポーツなのでオススメです。紳士的なスポーツなのでラフな格好では出来ません。最低限の服装は揃えましょう。
ゴルフの道具を揃える
ゴルフクラブを揃えます。揃えるといってもどうやって揃えたるのが1番よいのか、参考までに記載します。
ゴルフクラブはピンきりですので初心者のうちは安いセットで十分です。ウッド・アイアン・パターと種類がありますので、始めは12本を目安に揃えると良いでしょう。
ゴルフクラブ種類
●ドライバー ☓ 1本
●フェアウェイウッド 7w・5w ☓ 各1本
●アイアン 5番~9番 ☓ 各1本
●ウェッジ PW・SW・AW ☓ 各1本
●パター ☓ 1本
これらの種類が最低限必要になります。3Iや4Iは扱いが難しいので初心者には必要ありません。腕に自信がある方は、それらを揃えて、14本でも構いません。
親族や友人などから譲ってもらう
まず、ゴルフを始めるには道具が必要になります。初心者のうちはそれほど道具にこだわる必要はありませんので、買わずに手に入る方法がないか探してみましょう。
●親や兄弟がやっていたけどもう使用していないゴルフクラブがある。
●知人・友人がゴルフをやめて使用していないものがある。
こういったケースは以外と多く貰い物でやっている初心者が数多くいます。まず、自分の周りに使用していないものがないか確認してみるのもひとつです。
頂戴と言えるような仲でなければ安く譲ってくれないか聞いてみるのもよいでしょう。
中古品を購入
周りに持っている方がいない場合は、リサイクルショップや、ヤフオクなどのオークションを探してみます。
安く売っている場合は、リサイクルショップなどでセットものを購入するのもひとつです。この場合注意して欲しいのが、本当にその価格は安いのかってことです。
以外とリサイクルショップなどでは、新品を購入するのと値段が変わらないものがあります。値段に大差がないのであれば新品を購入した方がトラブルなどの心配もなく無難です。
新品を購入
ゴルフ専門店や、スポーツショップなどで、ゴルフクラブを購入します。店員さんに聞けば1番早いですが、ある程度のゴルフクラブについての知識を持っていれば聞かなくても選ぶことができます。
せっかく新品を買うのでしたら、自分に合ったものを選びたいですね。
〈初心者用ゴルフクラブ選び〉
ドライバー(1W)
一番最初に使い、最も飛距離を出すことのできるクラブです。初心者はやや重めのクラブの方がスイングスタイルが身につきやすくよいとされています。選ぶポイントについては
●シャフト : 材質と硬さを確認する
ゴルフクラブの棒の部分です。この選択を誤ったがけでボールの飛距離が相当変わってきます。
先ず材質ですが、大きく分けると、カーボンとスチールに別れます。初心者の方は軽量でしなりが出るカーボンを選択することをオススメします。力がある方はスチールでも大丈夫です。
次に硬さについては、フレックスと言い、それぞれの記号で表されます。柔らかい順に表記しますと
LL : (ダブルリンバー) 力の弱い女性向け
L : (リンバー) 一般的な女性向け
A : (アベレージ) シニア、力の弱い男性、力の強い女性向け
R : (レギュラー) 一般的な男性
S : (スティッフ) 力が強めな方
X : (エキストラ) 力がある方
XX : (ダブルエキストラ) 非常に力がありスイングが早い方
初心者でも、男性ならR、女性ならLを選ぶのが一般的ですが、体型が小さい方、力に自信がない方は、1ランク柔らかいものを選ぶとよいです。
これらの選択を誤ると、飛距離が出ない、思った方向に飛んでいかないなどの悪循環となります。柔いシャフトはしなりを利用して飛ばすという考え方なので、力の弱い人は自分の力以上に飛距離を出すことができます。
柔らかい分どうしてもヘッドが不安定になりがちですが、慣れてくれば問題ありません。逆に、力がありスイングが早い人が使用すると、しなった状態でボールに当たりますので、方向が不安定になり、飛距離も期待出来なくなります。
●ヘッド
ボールが当たる部分です。ボールが当たる部分をフェースといい、当たる角度をロフトと言いますが、初心者の方はロフト角が11度のものを選ぶとよいです。
10度以下ですとボールが上がらずに飛距離も出ず、上げようと変なクセがついてしまいます。
●長さと重量
重さは自分の体型に合った重さの物を選ぶとよいです。平均的な身長と体重、170cm・60kg以上の方なら、305g±10gでよいです。
力に自信がある方は、もう少し重めの320g±10g程、小さい方は軽めにするとよいです。長さは、平均的な体型の人で、45インチで丁度いいです。
●ブランド・デザイン
四角形や五角形など色々な形状のドライバーが出ていますが、初心者のうちはこだわらなくて大丈夫です。ブランドについても最初のうちはこだわらなくて良いでしょう。
有名ブランドになれば高額になります。良いものを使っても基本が出来ていなければ上手くできません。
フェアウェイウッド(7W・5W)
フェアウェイから、遠くに飛ばす時に使用します。3W・4W・5W・7W・9Wとありますが、初心者は、5W・7W又はどちらかをユーティリティーにしても良いです。
数字が大きいほど、ロフト角が増えますので、ボールを高く上げることができます。
●シャフト
シャフトはドライバーと同じ考え方でよいでしょう。カーボンを選んで下さい。
●ヘッド
ヘッドの材質は主に、チタン・ステンレス・カーボン複合とありますが、ステンレスがコストパフォーマンス的に優れています。
ボールとの当たり面が広いものを選び、ロフト角は、5Wは18度前後、7Wは21度前後、ユーティリティは、24度前後を選びましょう。
ユーティリティを選ぶ場合は、アイアン形状とウッド形状がありますのでウッド形状の方が打ちやすいのでウッド形状のユーティリティを選ぶようにしましょう。
●長さと重量
長さは、42インチ±1インチ、重さは320g±10gにすると良いです。
アイアン(5番~9番)
深い芝(ラフ)に入ったり、グリーンに近い距離で打つ場合に使用します。初心者のうちは、使う頻度が1番多いので使いやすいものを選びましょう。
ロフト角は、フェアウェイウッド同様に数字が大きくなれば角度がついてボールを高く上げることができます。
●シャフト
シャフトは最近は軽量スチールも人気がありますが、初心者のうちはカーボンを選んで下さい。
●ヘッド
ヘッドの形状は、キャビティアイアン・中空アイアン・マッスルバックアイアンと3種類の形状があります。マッスルバックは上級者向けで、中空タイプは種類がありません。
キャビティアイアンは、種類が豊富で、形状が大きく重心が下にありミスがし難いといった点からキャビティアイアンを選択しましょう。
●長さと重量
長さは、アイアンの数字が大きくなるにつれて短くなり、短くなるにつて自分の足元で打つようなイメージになってきます。
アイアンを決める基準としては、ライ角というものが重要になってきます。
ライ角とは、ヘッドを、地面に水平に当てた時に、ゴルフクラブのシャフトと地面との角度を表したもので、この角度が合っていないと構えた時に、ヘッドが地面と水平でなくなってしまい、ボールの飛ぶ位置が不安定になります。
重量は、5番アイアンで、390g±20gの少し重めが良いでしょう。
ウェッジ(AW・SW・PW)
ウェッジは100ヤード以内とグリーン近づいた時に使用し、SW(サンドウェッジ)・AW(アプローチウェッジ)・PW(ピッチングウェッジ)、と3本あります。
SWはバンカーからボールを出す場合に使用し、PWはグリーン近くからグリーンに乗せる時に使用します。AWはその中間に位置します。
●シャフト
ウェッジは重めがいいので、スチールシャフトにするとよいです。
●ヘッド
ヘッドの形状は大きめのものを選び、ロフト角は、PW:45度、AW:51度、SW:56度前後のものを選択するとよいでしょう。
ウェッジを選ぶ際には、バウンス角が重要になり、バウンス角が大きいものが、SWで砂場などから出しやすくなり、逆に芝ではバウンス角が多いと打ちにくくなってしまいます。
パター
パターはグリーンに乗ってから使用する最後の仕上げ部分です。形状も色々なものがありますので自分にあったものを選びましょう。
●タイプ
大きく分けると、ノンフェースバランスパターとフェースバランスの2つのタイプがあります。フェースバランスは、真っ直ぐ引いて、真っ直ぐ打つタイプで、ノンフェースバランスは、スイングするイメージで、インサイドに引いて、インサイドに振ります。
●ヘッド
ヘッド形状は5種類あり
・ブレードタイプ(L型)
・ピンタイプ
・ネオマレット
・マレットタイプ
・ネオマレットタイプ
この5種類に分類されます。初心者には、ピンタイプかマレットタイプをオススメしますが、パターは実際に使用してみてこれが使い易いといったものを選ぶのがベストです。
ゴルフグローブ
革製と人口皮革があります。最初のうちは安いもので良いので購入しておきましょう。グリップが良くなりますのでミスショットが少なくなります。
ゴルフをやってみるまとめ
ゴルフを始めるには、まずはどのような手段でも構いませんので、ゴルフクラブを準備しましょう。それから、グローブを購入して打ちっぱなしで練習します。
ただし、注意してもらいたいのが、一人でいきなりいっても上達しません。ゴルフをやっている知人などと一緒に行ってスイングの仕方などしっかり教わってからやりましょう。
一人で間違ったままやってしまうと、変なクセがついてしまい、そのクセが抜けなくなります。正しいフォームと正しい姿勢で行うことで直ぐに上達することができますので是非ゴルフをやってみましょう。
近くにゴルフをしている人がいない場合は、スクールなどに通って教えてもらうと直ぐに上達できます。思い通りに打てるようになってからコースに出るようにしましょう。