工場の仕事とはどんな作業なのか
工場で仕事をしようと思っていても、工場での業種もさまざまです。
工場では、主に機械を使用してもものづくりが行われている場合が多く、機械を操作するオペレーターや、出来た製品を検査する人、出来た製品を運搬する人など工場内でも仕事は色々あります。
工場は大手の企業ですと、寮が無料で完備されていたり、入社祝金があったりと生活していく上でサポートが万全な企業も中にはあります。
そして、短期間の勤務ですと時給が高額であったり、長く勤めていると社員に登用してもらえるとか、手当が色々付き基本給よりも大幅に収入があるなど、工場勤務にはメリットが多いことがよくあります。
それでは、実際にどのような業種があるのかを見ていきましょう。
業種一覧
工場での業種にはどのような種類があるのでしょう。
車
自動車やトラック、バイクなどを組み立てたり、部品を作ったり、塗装、洗車など自動車の製造に関わる業務です。自動車は大手の会社ばかりなので安定した収入を得ることができる仕事。
半導体
パソコンや携帯電話、タブレットなどの電子機器の部品を作ったり、検査したりする仕事です。こちらも大手が多く安定した収入を得るには最適でな仕事。
液晶
携帯電話やパソコン、タブレットなどの液晶を作ったり、検査したりする業務になります。こちらも大手が多いので安定した収入が見込める仕事。
食品
食品の製造、包装、出荷、弁当造り、惣菜作り、お菓子造りなど食品でも多くの種類があり、大手から個人の企業まで幅広くある仕事。
住宅
窓枠やサッシ、住宅の柱となる建築資材などを製造する業務、大手企業が多いので安定した収入が得られる仕事。
印刷
新聞・雑誌・広告、商品の包装材料を印刷するときの機械オペレーターや点検業務で以外と時給の高額な所が多い仕事。
精密機械
IT産業関連部品、トランジスタ、ダイオード、基盤、などの細かな精密機械を製作・点検する仕事。
機械加工
工業用の機械の部品加工や組み立て、自動車部品の加工や組み立てなどを行う仕事。
金属加工
工業用機械や、自動車用の機械で使用される金属材料を加工して材質を変えていく仕事。
石油化学
プラスチックや合成樹脂、ペットボトルの製造や塗料やオイル・潤滑油を作る仕事
紙・パルプ
雑誌や新聞、ティッシュやトイレットペーパー、商品の包装材料で使用される紙を作る仕事。
ゴム
自動車のタイヤから、機械に使用されるゴム、日常で使用されるゴムなど、ゴム製品の製作から加工までを行う仕事。
電子・電気
家電製品のテレビやパソコン、デジタルカメラや携帯電話など組み立てて製品化していく仕事。
工場の勤務時間
工場の勤務時間は、職種によっても変わりますが、基本的に8:00から始まって17:00に終了するというのが徹底されています。
17:00を超えた場合は、残業代が支給され、その分収入もアップします。
忙しい工場では、24時間生産をしている所もあります。
その場合は、変則勤務や、夜勤などで働くことも可能です。
夜勤の場合は、22:00を超えると割増賃金(時給☓0.25分加算)になるのでより多く収入を得ることができるようになります。
これは、国が定めていることですのでこれがない企業はブラック企業である可能性があります。
それ以外にも別途手当などが支給される場合もありますので夜勤帯の勤務は高収入を得られる場合が多くあります。
工場の仕事内容
大きな企業になれば機械による自動化が進んでいて、その機会を操作するといった業務が多くなります。
小さい企業ですと手作業が多くなり、自分の手で作っていくということがあります。
今は多くの企業で自動化が進んでいますので、ひとつのラインで何か物が出来上がっていくという感じになります。
そして、そのラインで機械が自動で作り上げていく補助的な役割をするという作業が多く、例えば、インクが無くなったから補充するですとか、包装する材料が無くなったから補充するなどの単純作業が多いです。
また、不良品が出ていないか目視によって検品するなど、工場の作業はマニュアル通りの作業を定期的に行うといった場合が多くあります。
このように、コツコツずっと何か作業をするといったことはほとんどなくなりましたが、職場によってその辺は大きく変わってきます。
同じ会社でも、かたや力作業の職場に配属されたり、別の人は一日中目視点検のみという作業など、同じ職場でも違いが多くありますので、違う企業になれば尚更、違った業務がありますので、面接時に確認してみるのが良いでしょう。
女性はじっとしている仕事でも平気で作業をこなす人が多いですが、男性はじっとしている作業は向かない人が多くいます。
「ずっと座って目視点検してればいいのか楽だなー」なんて思っていたら、やってみるとかなりしんどい場合があります。
工場には人が多くいる
工場には従業員がたくさん居ますので人が多い職場になります。
人が多いことでメリットとデメリットがありますが、先ずメリットについては、仲間や友達を増やすことができます。
共通の趣味や同じ価値観の人とは話も合い、仲良くなることで仕事にくるのも楽しくなります。
ただ、仕事中におしゃべりはできませんので、その辺は注意しておかないといけません。
また、職場で知り合って結婚なんて話は良くあります。異性と巡り合うにも工場というのは環境的に良い場所です。ただ、これを目的に来る人もいますのでそれは場違いです。
このようなメリットがありますが、逆に人が多いことでデメリットもあります。
仲が良い人ができると共に、仲の悪い人も出てきます。自分の価値観と合わない人、生理的に合わない人なんかが表れ、それがグループ化して派閥のようになってきます。
そして、ちょっとした嫌がらせや嫌味を言ってきたりと、そうなると仕事にくることが苦痛になってしまいます。
仕事中は基本的に1人作業が多くなりますので、気にしないで作業していれば問題ありませんが、ずっと1人作業というわけでもありませんので、どうしても嫌な人とも仕事をする場面が出てきてしまいます。
どうしても耐えきれない場合は、管理者に職場の移動を申し出るのもひとつの手段です。
また、職場では別に誰とも仲良くならなくていい人にとっては、人が多い場所は苦痛でしかたありません。
工場での制服や道具
工場は、全部会社で支給されます。制服・帽子・手袋・長靴・使用する道具類は全て工場で出ますので、弁当だけ持って私服で通勤すればOKなので便利です。
工場は機械が多く入っていますので決められた保護具をしっかり装着していないとケガの原因となりかねませんので、その辺はしっかりと自己管理していく必要があります。
イベントが多い
人が多いのでイベント毎が多くあります。飲み会やお祭り、会社の行事が多くありますのでイベント毎が好きな人にとっては、楽しい時間を過ごすことができます。
イベントに参加することで、普段同じ会社だけど違う部署なので話が全然出来なかった人と話しをして仲良くなることで、より多くの友人ができるというメリットがあります。
寮がある所が多い
工場は地方から人を集めてきますので、寮を完備している所が多くあります。
寮がついていれば家賃もかからないか安くすませることができます。
家から通える範囲であれば必要ありませんが、なかなかそうもいきませんので寮を利用するというのもひとつの手段ではないでしょうか。
正社員になれる場合がある
工場で長く勤めて信頼を得ることで正社員になれる企業もあります。
仕事でミスをしないように、社員の手助けを多くすることで企業によっては正社員に登用する場合があります。
大手の企業では難しいかもしれませんが、中小企業ですと正社員登用している所も多くあります。
また、最近の傾向としては、国が必要な人材は正社員にするようにという方針で来ています。
厚生省は、派遣社員・契約社員の不本意非正規の割合を現状から半減させるという方針を正式に示しています。
2018年4月には、有期契約労働者に対する無期転換ルールが発動されることから雇用形態が大幅に変更していくのは確実です。
このルールは、雇用が通算で5年を超えている有期契約社員に対し、その労働者が希望すれば無期契約に転換できる制度で、これは、フルタイムに限らずにパートや短期時間労働者も全てが適用になってきます。
今後は工場でも正社員化にしていく方向なので今のうちに入っておくと近い未来正社員になっているかもしれません。
どうすれば工場で務められるか
ハローワークで工場の募集をかけている所に応募するか、今はインターネットで簡単に募集している所を見つけることもできます。
工場専用の求人サイトからですと、時給や地域などの詳細を見つけ出すことができますので自分の希望に合った企業を簡単に見つけられます。
フリーターや主婦、ニートで就職を探している方はこの機会に自分に合った職場を探してみるのも良いかもしれません。
工場の仕事とはどんな作業なのかまとめ
工場に勤務すると、決まった時間での労働と決まった作業をしれば給料として反映されます。
時間がすぎれば残業代として支給され、休日に出勤すれば休日出勤手当てなどしっかりと賃金が支給されますので、ただ働きなんてことにはなりません。
その辺は工場勤務での1番の魅力ではないでしょうか。
流れ作業が一般的なので、簡単な業務が多く、ヒマですることがないなんてこともありませんので、時間の経過も程よく過ぎていきます。
そういった点から工場は非常に働く上で魅力が多い職場であることは間違いありません。
たくさん仲間を作って楽しい職場生活を送りましょう。