北海道のアキアジ釣り
こんにちは。
白鮭のことを北海道では、アキアジと呼びます。
鮭は4年後に生まれ育った川に戻ってきて産卵しますので、8月~10月にかけて北海道では鮭釣りシーズンになります。
この時期になると、全国から釣り好きな人が押し寄せて釣る場所がないくらい賑わいます。
特に、数釣りするには、オホーツク海が最も釣れる地域として人が集まります。
オホーツク海が釣れるというのは、9月になると、河口規制解除される地域があるということから、河口でアキアジを釣ることができるようになりますので、広い海を回遊しているのを狙うよりは、川に戻ってくる所を狙った方が釣れるという訳ですね。
それでは、いきなり釣れるポイントから紹介しちゃいます。
第1位 止別川河口
斜里町にある止別川、ここは日本一の鮭釣りポイントです。
全国から皆さん、このポイントへと向かってきます。
ハッキリ言って釣りどころではないです。隣と肩をぶつけながら釣りをしなくてはなりません。
あっちこっちで糸が絡まってお祭り状態です。
川の両端にお立ち台があり、そこが1番釣れます。9月から河口規制が解除となります。
第2位 藻琴川河口
小清水町にある藻琴川、ここも止別川にひけを取らない位、釣れるポイントとして有名です。
ウェーダーを着用して川に入って釣ります。波が高い時は注意が必要です。
人は多いですが、肩がぶつかるほど狭くはありません。
こちらも9月から河口規制解除区域になります。
第3位 遠音別川
知床にあるオンネベツ川、こちらの川では肉眼で鮭が遡上する光景が見られるということで観光客もきます。
海水がキレイな時には、波と一緒に鮭が波に写っている姿も見ることができます。
ここは余り人がいませんので好きなポイントで釣ることができます。
こちらも9月から河口規制解除区域となります。
川に入るのが嫌な人
川に入りたくない方は、網走港がおすすめです。
網走港の隣には網走川がありますので、鮭が多く集まってきます。
網走港は、第4埠頭と第5埠頭しか釣ってはいけません。第2・第3埠頭は河口規制区域となっていますので注意して下さい。
閉鎖していることがよくありますので事前に確認してから行くようにしましょう。
釣りポイントMAP
釣り場が分かっても場所を取るのは困難
釣り場所はわかったかもしれませんが、場所を取るのが最も難しいのがアキアジ釣りです。
ものすごい人がいますので、場所取りは前日から行いましょう。
●こちらの記事からCHECK!
アキアジの釣り方
アキアジの釣り方には、場所や状況によって釣り方が変わってきます。
釣り方としては
●投釣り
●ウキルアー
●ルアー
●ウキ
●垂らし
基本は、この5パターンかと思いますが、オホーツク海で垂らし釣りをしている方はほとんどいません。
垂らし釣りのメッカは十勝なので十勝方面では、垂らし釣りが主流で最も釣れる方法になります。
オホーツク海では、ウキルアーと投げ釣りが主流です。
浜では、投釣りのみ
河口では、両方で釣ることができます。
それでは、それぞれの釣り方について説明します。
ウキルアー
ウキルアーとは、読んだままですが浮きとルアーを付けた仕掛けになります。
これから釣ろうと思っている方用に分かりやすいように一式で載せますので見て下さい。
釣り竿
まずは釣り竿ですが、種類が色々ありすぎてどれを選んでよいのか分からないと思います。
おすすめの竿を下記の記事に載せていますので参考にしてください。
●こちらの記事からCHECK!
リール
リールも種類が豊富なので、選ぶのに時間がかかってしまいます。
おすすめのリールを下記の記事から参考にしてください。
●こちらの記事からCHECK!
ライン
ラインは、初心者ならナイロンの方が良いかもしれません。
ナイロンなら8号、PEなら4号あればアキアジが暴れてもそうそう切れることはありません。
ナイロンは扱いやすく、絡まった場合にも解きやすいので初心者向きです。
PEラインだと他の人のラインに絡まった時に、解くのが大変で解いている時間分、他の人にも迷惑がかかってしまいます。
最悪切ってしまわなければなりませんので自分の腕に合ったラインを選ぶようにしましょう。
●詳細はこちらの記事からCHECK!
浮き
浮きはルアーの重さで決めますが、アキアジ釣りの場合は1番大きいサイズで大丈夫です。
ルアーのサイズに合わない浮きを付けてしまうと、ルアーの重さで沈んでしまい浮きの役目を果たさなくなってしまいますので選ぶ時は注意してください。
ルアー
ルアーはスプーンを使います。
どのルアーが釣れるかはその時の状況によって異なります、個人的な見解ですが、単色よりも、複色の方が色々な状況に対応できるので釣れるような気がしてます。
●こちらの記事からCHECK!
タコベイト + 鈎
タコベイトも色々なカラーが出ていますが、ピンクか赤にしておきましょう。
青とか白とかありますが、私の経験上、釣れたためしがありません。
エサ
エサはスーパーか釣具屋に行って、サンマかカツオを買ってきます。
三枚おろしにして、塩にんにくで染めておくとより釣れるようになります。
色々ためしてみましたが、塩にんにくでも、マルキューの塩にんにくが効果抜群でこれ以外の塩にんにくだと余り釣れません。
釣具屋でカットされているエサでも釣れますが、割高です。
付ける順番は
リール ⇒ ライン ⇒ 浮き ⇒ ルアー ⇒ タコベイト+鈎 ⇒ エサ
エサはルアーの動きに影響が出ないように薄くしましょう。エサが無くても釣ることは出来ますので、エサでルアーの動きが悪くなるようでしたら外してしまいましょう。
これで良い場所にさえいれば簡単に釣ることができます。
釣り方は、出来るだけ遠くに投げて、後はゆっくりとリールを巻いていくだけです。
「コツコツ、グイー」っときたら、一気に合わせます。
合わせるとは、一瞬でおもいっきり引いて鈎を鮭の口に差し込みます。
この時何度も合わせる人を見かけますが、1回か2回で止めておきましょう。
やりすぎるとバレて(外れて)しまいます。
あとは、巻ける時に巻いて寄せてきます。無理に巻いたらラインが切れますので注意して下さい。
場所によっては、大きなタモ(網)が必要になりますので準備しておいてください。
網の大きさは最低でも60cmの直径は欲しいところです。
大きければ大きいほど入りやすいので、逃さずにすくうことができます。
投釣り(ブッ込み)
投釣りは、浜でする場合は1人、4本~10本以上の投げ竿を立てて行いますが、河口でする場合は、2・3本で十分です。
CHECK!
投げ釣り竿の選び方とおすすめ竿はこちらから |
浜で投げる場合は投げ竿の4~5m前後のものを使用しますが、河口でする場合は、竿・リール・ラインはそのままで、仕掛けのみ変更します。
自作した方が棚の高さを合わせれるので良いのですが、市販のセット物でも簡単に釣れます。
仕掛け
投げ仕掛けも色々ありますが、オーソドックスなシルバーを基本として、各色のフロート色を準備しておきます。
投げ釣りの場合は、フロートがルアーのような役割となりますので、フロートの色で釣れたり釣れなかったりしてきます。
私が最も爆釣した時は、黒のでキラキラしたフロートを使用していた時が最も爆釣しました、他にも違う色のフロートの仕掛けを入れていましたが、その黒いのにしか食いつかず、1本で20本越えの釣果でした。
時間的にまだ釣れる時間でしたが、処理に困るので途中で帰ってきてしまいました。
このフロートを他の日に使用しても全然釣れませんでした。
このように、日によって釣れるカラーなど異なってきます。
最もオーソドックスで釣れるのは、やはり、シルバー、それ以外で安定して釣れるのはレインボーカラーをおすすめします。
それ以外にも、ピンク系・青系・夜光系は最低持っていきましょう。
錘
錘は三角オモリを使います。
海の状況でオモリの重さを変更して下さい。
オモリは、35号から50号位まで準備して、流されるか流されないか位で1番軽いオモリを付けましょう。
エサ
エサはスーパーか釣具屋で、サンマかカツオを購入します。
切り方は、ブツ切りにして、カット後は塩にんにくで染めておきましょう。
投げ釣りはエサが付いていないと釣れませんので鈎から外れないように付けます。
釣り方は、河口のど真ん中に投げて竿立てに竿を立てて食いつくのを待ちます。
竿先が物凄く引きますので、来たら合わせて巻ける時に巻いてきます。
アキアジ釣りまとめ
アキアジは釣りは、最も簡単に大物が釣れてしまう釣りです。
私も1シーズンで100近く釣り上げたことがあり、そんな時には処理に困ってしまいます。
予め、もらってくれる人を探しておいた方が後々困りませんので、もらってくれる人を探しておきましょう。
一度、釣ったら病みつきになってしまいますので是非、一度釣り上げてみましょう。
釣りをする場合は必ず安全を確保してから行うようにしてください。
ライフジャケットは必需品です。
一歩間違えると命に関わりますので、安全を確保してから釣りを楽しみましょう。